Keychain, データセキュリティとIdentityレイヤーをBitcoin上で実現。ブロックチェーンのエンタープライズ利用を促進
September 04 2019
Tokyo
マーケット予測より2年早く、ビットコインブロックチェーン上で、データセキュリティとIdentityレイヤーの機能を実現しました。これによりブロックチェーンのエンタープライズ利用が加速されます。
合同会社Keychain(所在:東京都港区南青山、代表取締役社長:ホープ・ジョナサン)は、企業がブロックチェーン上でデータセキュリティとIdentity基盤を実装できる、「Keychain Core」を顧客・パートナー向けにグローバル提供を開始いたしました。
Keychain Coreは、どのブロックチェーン基盤上でも利用できるアプリケーション開発フレームワークです。顧客・パートナーが迅速かつ低コストで、ブロックチェーンアプリケーションを開発することができるうえ、エンタープライズ利用に必須であるデータセキュリティとIdentity機能を実現できるようになっています。
Keychain Coreは、利用者のデータが世界中のクラウド上に分散保存しても、デバイスや通信環境を問わず、自己主権的にデータセキュリティを維持することを実現します。ターゲットとなる利用業種は、エネルギー、ファイナンス、医薬・ヘルスケア、オートモーティブ、サプライチェーン、保険、Gaming、RegTechなど様々です。
ABIリサーチ社のブロックチェーン関連レポートにて「ブロックチェーンを実用するためのミドルレイヤー開発環境は、2021年ごろ出てくるだろう。」と推測していますが、当社はそれを2年早く実現し、ご利用者様にご提供を開始しました。
KeychainのCEO、ジョナサンホープ
Keychain Coreが利用できるソフトウェア開発環境(SDK)を使うことによって、当社パートナー・お客様は、既存インフラやアプリケーションに、以下のような新機能をすぐに組み込むことができます:
- 自己主権型Identity ( Self-Sovereign Identity )
- エンド-to-エンド暗号化、複合化、電子署名、データ完全性
- キーロールオーバー:相手先と暗号化通信している途中でも鍵情報を更新できる機能
- 電子署名の変更履歴の検証
- 複数署名を利用した承認ワークフロー
Keychainをご利用いただくことで、エンタープライズが超えるべき7つの壁をクリアできます:
- コスト: プロジェクト期間・リスク・コストの短縮。開発者がすぐに理解できて使えるようなAPI。
- 利活用: ゼロからシステムを作らず、既存インフラを使用できる場合は活用する。
- スケール: オフチェーン(ブロックチェーン上ではない場所)にデータを保存し、スケールできる。
- 秘匿性: データがどのクラウド上でも、ネットワーク上でも、データの秘匿性を維持しつづけること。
- 互換性: Bitcoin、およびその他のブロックチェーン(パブリック、プライベート両方)でも利用可能であり、ブロックチェーン間でのデータ移行が可能。
- セキュリティ: 国際標準準拠の暗号技術( ISO88033, NIST, BSI, ECRYPT, and CRYPTOREC )。
- インテグレーション: 対応OS:Windows, Linux, Android, iOS。利用言語: Java, C#.NET, python, and C++, (Small IOT, smart watch用言語も対応)。一般的なミドルウェア、クラウドサービス、通信規格で利用可能。顧客・パートナーがデータやシステムアーキテクチャーを自由にコントロールできる。
Keychainの主要プロダクトは、2018年シンガポール金融庁・銀行協会よりGlobal Fintech Awardを受賞。2019年に英国からFuture of Financial Services Awardを受賞。2017年経済産業省、IoT推進ラボより審査員特別賞を受賞。
Contact: engage@keychain.io